自分の周りに見えるものを、身体を動かしながら、声に出していくエクササイズです。
ダンサーが即興の前に、役者は稽古の前などに、心身の緊張をほぐすためのウォーミングアップでもあります。
所要時間:10分
対象:中学生〜成人
用意するもの:バックに流す音楽
やり方
1、参加者は、バラバラになって歩き回り、自由に歩き回ります。
2、リーダーは、参加者に、「歩いていて、周りを見て目に入ったものを声に出してみてください。」と言います。
加えて、「例えば、窓が目に入ったら「窓」と言ったり、靴が目に入ったら「靴」というように例を言ってあげるとわかりやすいです。
3、次に、参加者の様子を見ながらリーダーは、「見た”色やどんな感じなのか(古い、綺麗など)”も言ってみましょう」ということや「走りたくなったら走ってもいいですよ」などの声かけをして、参加者のアクションを促します。
4、そうしたら、リーダーは徐々に、全員歩くように声をかけてあげます。そこからだんだんと止まるようにして、呼吸を整えるようにしていきます。
5、止まったら、リーダーは参加者に「目をつぶって、今自分が感じていること思っていることに目を向けてみてください」と声をかけ,クールダウンしていきます。
特徴
・自分の周りの環境や置いてあるものや周りの人に対して気づかなかったことに気づけるようになる。(空間の認知)
・ダンスや演技などの即興や創作をする前のウォーミングアップになる。
・ダンスや演技をするときに、視野が広がり、一緒に演じる人や客席などを意識することができるようになる。
・外界を一つ一つ見ることで、気持ちが落ち着く。
まとめ
このエクササイズは、演技やダンスの即興ワークショップなどで使われています。
リーダーが様々なインストラクションをすることによって、いろいろなバリエーションがありますが、
最初は、目に入ってきた周りのものや人を声に出して言って歩き回るだけでも、身体や気持ちの緊張が解けていきます。
そこで、ちょっとの間でも、立ち止まることで、何か気づくことができるかもしれません。
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