習い事は早い方がいいのか、遅くても、子供の興味が湧いてからで良いのかと、悩むご両親も多いと思いますが、ダンスのように体を動かす習い事は、3〜5歳の時期の子供にとっては、将来的に見ても、楽しみながら心身ともに成長できる良い教材になります。
3~5歳児の子どもの動き
それでは、まず3~5歳時の子どもは、どのような動きができるのでしょうか。ざっと下にあげてみると、
すわる、
たつ、ねじる、
歩く、(直線上を歩く)
走る
足を組む
屈む、膝を曲げる
階段を上る
静止する
そのほかにもたくさんの動作ができるようになりますが、これだけできれば、動きのあるダンスを踊るには十分です。これらの動きを少し変えてリズムをつければ、楽しく踊れます。
さらにレベルアップしていくと、スキップ、ジャンプ、などテクニックのあるダンスステップになるわけです。
それではこれらの動きをどうやって子供たちは習得するのでしょうか?
基本的な動きの獲得は6歳までにほぼ完成
子どもにダンスを習わせるときに、何歳がいいのかという質問を受けます。ちなみに、バレエや日本舞踊などの舞踊はは6歳からと言われています。
ですが、その前の年齢3~5歳くらいの時期の子どもには、習い事の前段階としての基本的な動作(上にリストアップした日常生活でよくする動作)に加えて動きのバリエーションとなるダンスは、脳の動きと、神経の動きをさらに発達させるものなのです。
動きの習得は、脳の神経細胞の発達も促し、体を動かせば動かすほど刺激を与えられ脳の中で神経同士が結びつき、神経が発達していくと言われています。そしてこの動きの習得は、6歳までにほぼ80パーセントは完成すると言われています。
ダンスクラスでは、子供たちは、先生の動きを見て、いろいろなポーズや動きをモノマネをして、動きを体得していきます。また、音に合わせて動くことで、リズム感などの運動に関わる感覚も身につけることができます。子供は、興味のある音楽や動きであれば、反復することを好み、繰り返しやってみようとします。このようにして、一つの動きを習得していくのです。
まとめ
このように、3~5歳までの子供たちがダンスを習うことは、将来的に、小学生、中学生と成長していく前段階として、脳の発達や運動神経の発達のためにとても有意義なことといえそうです。ただ、スパルタ的になるのはおすすめできません。あくまでも、その子どもが、楽しめるかどうか、好きかどうかが最優先と言えるでしょう。
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