中学校で必須になったダンスの授業。授業の中では実際にどんなダンスを学ぶのでしょうか?

ダンスといっても色々あるので、どんなダンスなのか、授業ではどんなことを重視して教えられるのか知りたいですよね。

特に,「ヒップホップダンス」は、中学のダンスの授業でやるようになったという認識が強くありますが、中学校の学習指導要綱を読むと、必ずしもそういっているわけではないことがわかります。

「中学校学習指導要綱 保健体育編」を見ると
「中学校では,これらの学習(小学校のダンスの授業)を受けて,イメージをとらえたり深めたりする表現,伝承されてきた踊り,リズムに乗って全身で踊ることや,これらの踊りを 通した交流や発表ができるようにすることが求められる。 」とあり

具体的には、ダンスの授業は、「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」から指導する学校側が選択をすることになっています。

そこで、このブログでは、中学校学習指導要綱を読み解き、「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」で、どのようなダンスを学べるのか、どんなことを授業で重視されるのかを書いてみます。

創作ダンス

第1、2学年の創作ダンスの授業では、決められたテーマからイメージして動きを作ったり、即興で踊ったりします。「変化のあるひとまとまりの表現にしたりして踊ること。」と指導要領にあるので、一続きの動き(動きのフレーズ)を作ることも学びます。

第3学年では、レベルアップして、自分で表現したいテーマを選び、即興で踊ります。
創作した一続きの動きにさらに緩急強弱をつけて味付けをし、ソロダンスやグループダンスも創作して、作品にまとめて発表もします。

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フォークダンス

フォークダンスでは、1、2、3学年通して、日本の民踊や外国のフォークダンスのステップを学び、踊り方の特徴を捉えて、ペアで踊ることを学びます。3学年では、少し複雑なステップやテンポの速いダンスを学ぶことになります。

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現代的なリズムのダンス

現代的なリズムのダンスでは、1、2学年では、リズムの特徴を捉え、動きのメリハリやバリエーションをつけて、全身でリズミカルに踊ることを学びます。

3学年では、さらに、いろいろなステップを組み合わせた動きを踊り、グループやソロで踊るダンスのフォーメーションも学びます。

現代的なリズムというのは、ロックやヒップホップの他に、シンコペーション、アフタービートなどが挙げられているので、必ずしもヒップホップダンスでないといけないというわけではありません。リズムに特徴のあるラテン系のサルサやアフリカンダンスなどでもいいということでしょう。

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ダンスの技術以外に学ぶこと

ダンスのテクニック以外で学ぶことは、それぞれダンスの特性(フォークダンスの踊られている地域や意味など)や、表現の仕方やダンスの取り組み方や健康的に体を動かすことなどの知識面で学ぶことがあります。

道徳面でも、友達の良いところや自分と違うところを認める。友達同士のコミュニケーショをとって共に踊る。自分で責任を持って踊るという自律心を養うことも学びに含まれるでしょう。

まとめ

指導要領を見ると、文部省では、ダンスのテクニックというよりも、ダンスを通して、身体表現やその表現活動を通して友人同士のコミュニケーションを学ぶことに重点をおいているようです。

実際、ダンスをやったことがなければ、振付やステップを覚えて、自分が踊ることに精一杯ということも多分にありそうです。

そこで、次回からは、具体的に、「創作ダンス」「フォークダンス」「現代的なリズムのダンス」のそれぞれの授業でどんなことをするのかについて書いてみたいと思います。