もし、本格的にダンスをしたいと思ったなら、ダンスの経験が活かせる場所は世界中にいくつも広がっています。
日本人が海外のダンスカンパニーに入ってダンサーとして踊っていたり、個々にダンサーや振付家、ダンス教師などになって、活躍している例は少なくありません。
ここでは、そのような海外のダンス事情とその事情が分かるサイトをいくつかご紹介します。
日本よりも恵まれている海外のダンス事情
イギリス、フランス、ドイツ、スイス、スペインなどヨーロッパの国々では、国立のダンスカンパニーやスポンサーがついているダンスカンパニーが日本以上に多くあります。
ダンスカンパニーのオーディションを受けて、ダンサーとして契約できれば、ダンサーとして生計を立てることも可能です。
日本でも勅使河原三郎さんのKaras、近藤良平さんのコンドルズなど他にもコンテンポラリーダンスカンパニーはありますが、海外のコンテンポラリーダンスカンパニーは、公的な機関が活動を支援しているものも多いのです。
例えば、フランスは、国立のコンテンポラリーダンスセンターが国内にいくつかありますし、ドイツは各州が州立の劇場を所有して、その活動を支援しています。
フランスは特に文化芸術分野に力を入れて支援し始めてからコンテンポラリーダンスの活動に手厚い公的支援がなされ始めたと言われています。やはり政府が文化芸術の支援に本格的に取り組んだことが大きなきっかけになったそうです。
フランスのコンテンポラリーダンス事情については下のインタビュー動画で、実際に現地に20年近く滞在して活動していた方の話が聞けます。日本と違う海外生活や習慣についても、いろんな話が聞けます。
公的な機関がコンテンポラリーダンスを支援していたり、国からの文化芸術支援金がかなりある国々について、下の動画(ドイツ、イスラエル、ロンドン)でその様子を解説しています。(大使館や関係団体へのリサーチを行なった情報です)
海外のダンスカンパニーのオーディション、作品応募情報にアクセスしてみよう!
コンテンポラリーダンスのクラスを受けたりしている方なら、海外で活躍しているダンサーの話などを聞いたことはあると思いますが、上の動画を見ても、なんとなく海外のダンス事情は日本とは違うらしい?!ということが想像できますよね。
実際、私もそうでしたが、海外(特に欧米)ではダンスがもっと身近に(映画を観に行くような感覚)あるような気がしました。私がいたロンドンでは地域密着型劇場も市内のあちらこちらにありましたし…。
事情がなんとなく掴めたら、早速、海外のダンス情報サイトにアクセスしてみてはいかがでしょうか。
そこで、下にそれらの情報を掲載しているポータルサイトを3つご紹介します。これらのサイトでは、ダンサーのためのワークショップやオーディション情報、振付家のための滞在制作(レジデンス)や作品募集などの情報が見れます。
Dancing opportunities:振付家、ダンサーでもあるMihaela Grivevaさんが、2012年に 始めたタンス情報サイト。今では、ダンスカンパニーだけでなく、イギリスの大学なども利用している信頼できるサイト。
Audition.com :アメリカとヨーロッパを中心に、ダンサーとしてのキャリアを磨くためのワークショップやオーディション情報を主に載せているサイト。
Dance Europe :海外と日本のバレエ公演、オーディション情報などを掲載しているサイト。
まとめ
上のサイトはすべて英語になりますが、上のサイトの中の英語や簡単な日常会話くらいわかれば、最初な不自由しないでしょう。実際にワークショップなどを受けて、英語を学びつつ、活動を広げていく方法もあります。
海外での生活は言葉の壁や日本の当たり前が通用しない場面も多くありますが、たくさんの機会があることも確かです。ダンスを夢だけに終わらせないで、一歩踏み出してみませんか?
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