ダンスを作るときは大まかに分けて、2つの場合があります。
一つは、学校のダンスクラスの課題やイベント、コンクールなどでテーマや題目が決まっている場合です。
2つ目は、ダンスクラスにいる生徒たちのニーズやレベルに合わせて、創作する場合です。
そこでこれから7回にわたって、一つ目の題目が決まっている場合の手順について、書きます。
初回である今回は、決まったテーマからダンスを作る方法の最初から最後までの流れを説明して、次回から細かい部分を書いていきたいと思います。
ダンス創作の大まかな流れ
1、決まったテーマについて、ダンスの動きにできそうな「きっかけ」「材料」を探して、考えてみる。
2、「きっかけ」を使って、テーマに合う動きを作る.最初のおおざっぱなスケッチの段階。
3、自分のイメージにあるような大体の動きができたら、その動きを発展させて、複雑にしたり、長くしたりする。
4、動きのフレーズができたら、クライマックス、コントラスト、繰り返しなどの構成を考えて作品を組み立てる。
5、全体の構成と振付の細部を整える。
6、繰り返し、ダメ出しをしながら練習。
7、人に見せて感想を言ってもらう。
以上の1から7までの順序でダンスを創作します。
下の動画はアメリカ人の振付家 マーク モリスの「スポーツ」というダンスですが、このダンスでは、「スポーツ」というテーマについて、泳ぐ動きとサティー作曲の「スポーツと余暇」という音楽を材料にしています。
まとめ
これから書くダンスの創作手順は、一般的なダンス創作法です。曲が決まっていなかったり、タイトルはどの段階で決めるの?などの疑問がたくさん出てくると思いますが、そのことについては次のブログから、1手順づつ、詳しく書きます。
何かインスピレーションを受けたこと、心に残ったもの、アイデア等をダンスの動きにして表現するのが創作ダンスです。もちろんダンス創作の方法は上記の方法一つだけではありませんが、ここでは、一番シンプルで基本的な方法をご紹介していきます。初回は「きっかけ」から振付の素材、モチーフ についてです。
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