ダンスにするテーマが決まり、動きを作る”きっかけ“が決まったら、それを使って即興で動いてみます。
「きっかけ」から動きを作る
テーマを頭の中においておきつつ、動きのきっかけとなるものを探します。
例えば、「きっかけ」を、「荒廃した廃墟」にして、動きを作るとします。
すると、その写真の中で目についた「ひっくり返った車」ひっくり返るという動きをどうにか作れそうです。
そこで、「ひっくり返る」動きを、寝てやったり、立って、もしくは座ってやったり、あるいは、掌をひっくり返したり、うつ伏せになっていたところから仰向けにひっくり返ったり、色々な角度から「ひっくり返る」動きを試してみます。
その中で、良さそうなもの、まあまあいいかなくらいのものをピックアップしておきます。
「きっかけ」以外にも言葉を使って動きを作る
もし、選んだ“きっかけ”から動きが作りにくい場合は、動きを表す言葉(アクション ワード)や曲を使います。
これは 例えば、「走る」「とどまる」「ふりむく」「落ちる」などの動きを表すいくつかの言葉です。
これら動きを表す言葉からは、動きが作りやすいので、テーマに合うような動きを表す言葉をピックアップして、動きを作ります。
曲を使う場合は、テーマは頭に置きつつ、テーマとは違った、変わった効果音や、使ってみたかった曲や自分の好きな曲を使うのもOKです。
やはり、自分の好きな曲や変わった効果音を聞くと、ある程度動きののイメージが作りやすいので。(この辺は、その人によって多種多様なので、自分は「何」をきっかけにすると動きを作りやすいのか探求してみるのも面白いです。)
テーマに合うモチーフ(動きの素材、動きの小さい単位)を選ぶ
上のような「きっかけ」からいくつかの動きができたら、その中からテーマに合いそうな動き(モチーフ)をいくつか選びます。
モチーフを選ぶときは、「なんで自分がそれを選んだのか」や、そのモチーフからどんなダンスの振付けができそうかなど、想像してテーマに合うものを選んでみましょう。
まとめ
「きっかけ」から動きを作ることはやってみれば難しいことではないので、参加者がわかりやすいように、リーダーの方は、短くデモンストレーションするのもお勧めです。
クラスでやる場合、子ども達が、迷いなく自信を持って、動きを見つけられるように、先生は、最初は「3つ動きを見つけてみよう」など、簡単に指示を出すのも、創作の手助けになります。
次回はモチーフを発展させて一つの動きの流れ(フレーズ)を作ります。
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