前回、ダンスを習っている生徒のためにダンススクルーでやっている2つのことについて書きました。今回は、普段のダンスクラスで、どのようにクラスをしているのか、それに対して、生徒が、どのようなことに注意して、もしくはポイントを置いて、クラスを受けるとダンスが上手になるのかについて書いてみます。
生徒が意識しておきたいその日の目標や期間ごとの目標
クラスを始める前に、特にその日に、ポイントを置いて練習したいことについては、
「今日は、リズム練習を中心にやります。」や「今日は、アイソレーションをやります」のように、生徒に伝えます。
小さい子のクラスなら「今日はスキップを練習します」などです。
また、1ヶ月、2ヶ月などの期間ごとの目標として、「○月までは、この曲の振付けをします。」のようにいいます。
これらのことは、その日やその期間内に、繰り返し練習することなので、特にその時、その期間内に習得したいことです。
それではこれらの目標を達成して、ダンスを上達するためにどんなことに気をつけながら、練習すればいいのでしょうか。
生徒が知っておきたいダンス練習のポイント
幼稚園生や小学生くらいの生徒ならだいたい以下のようなことを、普段のクラスで確認しながら教えています。
ー幼稚園生と小学生共通のダンス練習ポイントー
・先生の言っていることを聞いて理解しているか。また先生の動きを見て正しく真似できているか
・振付を覚えられるか(小学生は細かいところまで)
・リズムに乗って体を動かせるか(アイソレーションなど)
・姿勢をまっすぐに保てるか。
・その年齢に応じてできるステップを踏めるか(スキップ、ボックスステップなど)
・自分で、クリエイティブに楽しく体を動かせるか
・感情を込めてもしくは、イメージを持って踊れるか
・ダンステクニックに必要な体幹が強化されているか
・高度なテクニック(ジャンプ、ターン、フロアームーブメントなど)のためのエクササイズがしっかりできているか、テクニックは習得できているか(小学生以上)
ダンスを練習する中で、これらのことをチェックしながらクラスをしていますが、生徒側でもこれらのことを知っていれば、先生に言われなくとも自分で注意してできるわけです。
イメージがわかない時は、プロのダンサーを参考に、自己評価も
それでも、自分のダンスを自分で見ているわけでもないので、生徒自身は自分はできていると思ってしまったり、イメージが湧かなかったりして、ダンスの上達が遅くなってしまう場合があります。その時には、プロのダンサーが踊っているビデオを見せたり、生徒が踊っているところのビデオを見せたりして、自分の目で確かめるのもとてもいい方法です。
・本物、プロのダンスをお手本として見せておく
同じような振付をプロのダンサーが踊っているのを見れば、かなり参考になります。プロのダンスを観ることで、自分もあんな風に踊りたい、あんなテクニックができるようになりたいというモチベーションが上がります。
また、お手本としてのイメージやうまい表現があったら、真似することもできます。
・ビデオを撮って、生徒自身の目で見る
群舞の時は特にわかりやすいですが、自分だけ振付が間違えていたりをしていたり、タイミングがずれていたり、リズムがあってなかったり、などのことが一目瞭然でわかり、スマホでビデオを見るだけでも、間違えを確認できます。
群舞だけでなくても、間違えているところを、ビデオも見ながら生徒に説明すれば、生徒も納得しやすくなります。
まとめ
ダンス上達のためにということを強調しましたが、せっかくダンスクラスを受けているのだから、いろいろなことができるようになって、上手に踊れるようになりたいですよね。週一回でも通常のダンスクラスを、充実して受けられるように、参考までに書いてみました、次回は、総合的にダンスの達成度を見れる発表会について書いてみます。
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