片足バランスを鍛えるためにチェックしたい3つのポイント

ストレッチ

ダンスやヨガ、太極拳などほかに体を動かすことをしていて腹筋や背筋もそれなりにあるのに、片足でバランスを取るとなるとできない。と苦手意識を感じている方も多いのではないでしょうか。
特に、あまりトレーニングをしていないのに、片足バランスが自分よりも長く保てる人を見てしまった時はなんで!と思いますよね。
ダンサーの人たちは、いろんな格好でバランスをとったり、ヨガでも太極拳でも片足を上げたポーズをとっている人たちがいますが、結構楽そうにポーズをとっています。柔軟性があるというだけでなく、何かコツがありそうですね。
今回はそのコツについて3つのことをお話しします。

身体をまっすぐするバランス感覚

私たちは生まれてから、四つん這い、そして2本足で立つ身体感覚を得て、2本足で、歩く、走るという動作をしていきます。その身体感覚が、片足バランスでもあるのです。
感覚は違いますが、これは、自転車を乗るときに乗れるようになる時のバランスと同じように、頭で考えたり、とりわけどこかの筋力を強化すれば得られる感覚とも違います。
下の図を見てみましょう。

左の図のように、体を大きく4つのブロックに分けたときに、
倒れないように、下からまっすぐにブロックを積み上げるられるか動画がポイントになってきます。
つまり、体幹の筋肉(腹筋、背筋、骨盤周辺の筋肉など)を中心に体全体の筋肉(脚、首回りなど)が各ブロックをまっすぐ積み上げ、キープできる程度に強くなっているということが前提となります。

下図の右の姿勢は、腹筋と背筋が十分でないために、背中と腰が丸くなり、頭が前に来てしまいまっすぐとは言えません。左の姿勢が真直ぐな姿勢になります。

⭕️ ❌

このように、片足バランスを取るには、まずまっすぐに体を保てる(一瞬ではなく)体幹の筋肉、脚、首を支える筋肉は最低限でも必要です。
これらの筋肉が弱すぎると、バランス感覚も生まれにくいでしょう。
そのなかで、一番重要になってくるのが体幹の筋肉です。それでは、どのような体幹の筋肉が必要なのでしょうか。

体幹を支える筋肉とは?

体幹を支える筋肉とは、主に背骨を支える筋肉と言えます。それらは、大まかにいうと、腹筋、背筋、臀筋(お尻の筋肉)があります。これらの筋肉が、背骨を真直ぐに支える筋肉になるので、これらを鍛えておくこと大切です。
それらの筋肉トレーニングについては、各部ごとに、下のエクササイズ動画を参考にしてみてください。

腹筋

腹横筋のエクササイズ

腹横筋は、腹筋の中でも一番背骨に近いところにある筋肉。
腹筋の最初のエクササイズとしてやるのをお勧めします。

腹斜筋のエクササイズ

腹斜筋はウエストの周りにコルセットのようについている筋肉

腹直筋のエクササイズ

腹筋の一番表面の筋肉、腹筋を割るというときに見える筋肉がここです。

背筋

広背筋、僧帽筋のエクササイズ

背筋のエクササイズスワンダイブは、肩甲骨で背骨を挟むようにして、背筋を使います。

臀筋(骨盤周辺の筋肉)

大臀筋のエクササイズ

中臀筋

中臀筋は、骨盤の横についている小さい筋肉。
片足立ちで立つときに、骨盤をささえる重要な働きをします。

足の裏の足底筋を働かせる

足の裏は地面との接点でもあるので、足裏が安定せずにグラグラしているとバランスが取りにくくなります。
バランス感覚の良い人はこの足の裏の足底筋で床をつかんで難しいバランスを取っているのです。

爪先立ちの場合は、指の裏に均等に体重がかかるように(小指か親指に重心が偏っていないように)しないと、バランスが悪くなります。
下に、足底筋のエクササイズと足首強化のエクササイズをアップしてありますので参考にしてみてください。

動画の後半に、足底筋のエクササイズを載せています。
足首強化と爪先立ちのためのエクササイズです。

まとめ

今回は、ダンス、ヨガ、太極拳などしていて、片足バランスが苦手という方にそのポイントを3つピックアップしてみました。色々なポーズや形で片足バランスを取るのは、普通に片足でバランスを取るよりも難易度がアップします。そのような片足バランスを取るとき、上の3つのポイントをチェックしてみるとできるようになるかもしれません。

参考文献
Dynamic Alignment Through Imagery
 Eric Franklin

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