百鬼オペラ-コンテンポラリーダンス振付師の演出ー

ダンス公演

東急文化村のシアターコクーンで上演中の「百鬼オペラ」を見に行った。百鬼オペラという題名から、ダンスや演技も見れるのかなと期待しながら。

芥川龍之介の作品、羅生門を題材としている作品をイスラエルのコンテンポラリーダンスカンパニーの振付師が演出(振付も)している作品。

芥川龍之介の作品への解釈が少し違和感があったが、ダンスの振付は面白かった。

カラスの動きを踊る場面では、死人にたかるカラスの群れのダンサーが、大きな黒い羽をつけて、バタバタと現れてきた。
羽が大きくてあまり動きが良く見えなかったが、襲いかかるような、オドロオドロした得体の知れない感じの動きはなんともコンテらしい。

ゲームみたいな行為もコンテンポラリーダンス

途中のゲームのような演出もコンテンポラリーダンスらしかった。
舞台の前方で駕籠を担いだ2人が通り、後ろでダンサーが一列になり一人一人持っている小さなカゴを右から左に渡していく。
最後に全部まとめて重ね、前方の駕篭と合わせる意味ありげな演出は面白いと思った。
このような意味することを考えさせるゲームみたいな演出は(言葉を使わない意味のある行為)コンテンポラリーダンスのパフォーマンスではよくみられる。

コンテンポラリーダンスカンパニーの芸術監督 インバル、ビント&アブシャロム、ポラック

そのほか、激しく動き回ったり(主人公の葛藤を表すような),総タイツで床を這い回る動きは、コンテンポラリーダンスのテクニックにもあり、見覚えがあるダンスだったので、演出振付をした人のプロフィールを見てみたら、やっぱりイスラエルでも活躍しているコンテンポラリーダンスカンパニーの芸術監督 インバル、ビント&アブシャロム、ポラックだった。

インバル ピントのサイトはこちら

まとめ

家に帰ってから、インバル、ビント&アブシャロム、ポラック ダンスカンパニーのダンスを彼らのサイトやYoutubeビデオを見たが、ダンスの作品は、衣装、振付、舞台装飾など全て面白かった。
百鬼オペラの演出はそれに比べるとどうなのかなー???
今度は彼らのコンテンポラリーダンス作品を舞台を見に行きたい。

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