学校のクラブやサークルでの文化祭、イベントなどに発表するダンスを振付するために、まず踊りたい曲、使いたい曲を選んでから振付することも多いと思います。
曲からイメージする事で、こんな動きを入れて…など色々なイメージが湧いてきます。こうして曲と合わせて振付ている時、何回も曲を聞き直してつまづいてしまうことはありませんか?
そうならないために、その曲の全体の構成をあらかじめ知っておいて、まとまりの良い振付にすることもできます。
ここでは、そのような曲の構成を利用したAB2つのセクションからなるダンス振付の構成バイナリー(2部構成)について、お話しします。
2部構成バイナリーフォームBinary Form
このバイナリーフォームは、基本的にAとBという2つのセクションからなる構成です。
ダンスの振付では、基本的にAB という2種類の動きのフレーズだけで、全体を構成するわけです。
音楽で言えば、バロック音楽に多い構成と言えます。
一曲の中にAとBという異なるフレーズがあった場合、
踊るフレーズもAとB の2種類のフレーズを用意して
A section ではAフレーズを踊り
B section ではBフレーズを踊る
という具合です。
このようにして、曲全体は基本的にABAB と進んでいきます。
*AABAB のようにAかBが2回繰り返されるバリエーションもありますが、基本構成は変わりません。
バイナリーを振付で使うメリット
バイナリー(2部構成)の曲を使う場合、このバイナリーを使うことで、振付全体にボリュームを持たせることができます。
また、踊る方も2つの動きのフレーズを覚えるだけで、長い曲を踊れるので、かなり充実感があるでしょう。
一つ注意ですが、曲の構成を掴んでから、振付を構成しないと、ごちゃごちゃになってしまうので、構成を確認して、振付の参考にしてみてください。
下のビデオでは、リバーダンスの中の「リールアロウンドザ・サン」という曲で振付たダンスで説明しています。
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