芸達者なパフォーマーによる舞台ーギアー

コンテンポラリーダンス

前から気になっていたが、今京都でも人気のパフォーマンス「ギア」を見に行ってきた。毎日、キャストが変わり、内容も変わるというこの舞台では、お客さんのフィードバックが反映されるというコンセプトのもとに、制作されているらしい。

演出はお客様

出演者は5人。マイム 岡村渉, ブレイクダンス YOPPY,マジック 橋本昌也、ジャグリング深河晃、ドール Reina Yuu。と現在色々な舞台で活躍中のパフォーマー逹だった。

ここで注目なのが演出。演出:オン・キャクヨウとなっているがこれは、お客様という意味。振付は近藤良平、槇直子となっていた。なるほどと言った感じだ。

パフォーマーの遊ぶ様子はコント

内容は、人形工場のドールが、好奇心と遊びとを獲得し、少しづつ人間に近づいていくというシンプルなものだった。

最初にカクカクと動く人形の動きをしながら、パフォーマー逹が、やり取りをする。機械のとってを壊してしまうジャグリングの人形が、「自分がやったんじゃない」というように、次から次へととってをパフォーマーに回してい様子や、最後にジャグリング人形が「ばれたか」という様な顔になるところは、客席からも笑いが起こり面白かった。”ダルマさんがが転んだ”をして人形みんなが遊ぶ場面は創作ダンスでもこの様なことをするが、人形逹の演技が面白く、コントを思わせた。この部分が振付られたのかなとも思った。

パフォーマー逹の芸は見事、

パフォーマー逹の芸は見事で、ジャグリンクでは、高くジャンプをしながらジャグリングをしたり、ブレイクダンスも、床に背中をついてくるくる回転して、ひょいとおきるなど、次から次へとテンポよくパフォーマーが現れては芸を披露する場面があった。中でも、マジシャンが客席のお客さんの髪の毛の中からコインを見つけたりして、あっと言わせるマジックがあった。その他、空中に浮いている箱のマイムや踊り回るドール等、盛りだくさんだった。

パフォーマー逹が、お客さんに拍手を求めたり、お客さんを上手に煽ったりして場を盛り上げるところもあり、観客との一体感も感じられた。

映像と紙吹雪が舞台を盛り上げる

人形逹の遊びの中でドールの白いワンピースにマイム人形が赤、ジャグリンク人形が緑、マジシャン人形が青、ブレイクダンス人形が黄色のスプレーをかけて、ワンピースの模様を描いて着替えさせる部分もよかったが、最後に、舞台の後ろに備え付けてある大きな扇風機の風が紙吹雪を起こすのが特に面白いと思った。その紙吹雪の紙には新発売の人形の絵が書いてあり、演出の細やかさに感心した。

まとめ

その名の通り、演劇でもない、ミュージカルでもない、サーカスでもないパフォーマンス。5周年のロングランされているとはさすが。こういうクリエイティブなパフォーマンスが日本でもたくさん見れるようになるといいと思った。(海外にいたときはこういうのを結構見ていた様な気がする)個人的には、もっとダンスが見たい気がしたが、十分楽しめる舞台だった。

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