初心者でもできる超簡単な即興ダンスエクササイズ 人間彫刻

キッズダンス

ダンスクラスの振付で最後のポーズを自分で考えないといけないとき、ヒップホップのバトルのように即興で踊ることになった時、動けずに考え込んでしまうという経験は誰でもあると思います。
私も今は即興で動くのは好きで得意ですが、最初は、「即興で動いてみて!」と言われると石のように全く動けない人でした。
今回ご紹介する「人間彫刻」というダンスのエクササイズは、そんな私がいろいろなダンスワークショップやダンス学校時代に教わった数多くのエクササイズの中の一つです。人間彫刻のエクササイズでは、考えすぎずに彫刻からヒントを得て動くことができ、ダンスの初心者でも即興で動くことも楽しむことができるようになります。

彫刻になる!ダンスエクササイズのやり方

1、まず、ウォーミングアップとして、リーダーはいろいろな彫刻の写真(子どもや犬などの動物でもOK)を見せて、みんなでそれと同じように体でポーズをとります。
例:頭を抱えて考え込んでいるロダンの彫刻のようなポーズの写真を見て同じように考え込むポーズを取るなど。

2、次にその彫刻が、その写真の後どのように動くか自由に想像して動いてみます。
例:例えば、しゃがんでいる人の彫刻なら、そのあと立ち上がるかもしれないし、寝転がるかもしれないし、いろいろなバリエーションが考えられます。

3、次のエクササイズは、ペアになって一人が、目をつぶり、もう一人は彫刻になってポーズをします。ポーズができたら、片方の人が、目を開けて同じポーズを真似します。

4、最後に、ペアで一人が粘土に、一人は彫刻家になります。
粘土の人は、まっすぐに立って、彫刻家の人は、粘土の人の腕を上げたり、足を上げたりして彫刻を作ります。面白い彫刻を作ってみましょう。

彫刻になる!ダンスエクササイズで学べること

・人の動きをよく観察するので、ダンスの振付を覚える力がつきま。
   人の形をした彫刻の腕や足の動き、重心の掛け方などをしっかりと見ることで、ダンスの振付にもしっかりとした見方ができるようになります。

・彫刻の形からどんな動きになるのかを考えるなど想像力が湧く。
    頭を抱えて考え込んでいるロダンの彫刻のようなポーズをとると、自分で新たに考え込むポーズをイメージしやすくなったり、ランナーの彫刻をマネしようとして、膝を上げると上体が動いて次の動きが自然にできるようになるなどの発見もあります。

・自分とは違う身体に触れたり、動かしたりすることで、身体の動きについて知ることができる。
   他人の体を動かすことで柔軟性やその人の重心などがわかるようになります。

・友達とダンスを作ることで、人と協力して作ることの楽しさがわかる。
   友達の腕や脚を持ち上げてどのくらいまで、バランスが取れるのかなど、一緒に動きやポーズを作ることを楽しめます。

まとめ

この彫刻人間のエクササイズは、考え込まずに割と簡単に誰でもやることができるエクササイズです。また、彫刻になったり、他人を彫刻に形にしたりすることで、自分と他人のいろんな体のポーズや動きを体験することができます。また、このエクササイズは簡単にできるだけでなく、イメージが湧いてくるような創造的なダンスエクササイズとも言えます。ダンスクラスやイベントなどいろいろな場面で楽しんでください。

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コメント

  1. […] 以前ペアで作る人間彫刻のエクササイズをご紹介しましたが、このようにグループで行うともっと大きな彫刻作品ができます。 […]

  2. […] オススメのウォーミングアップはこちらです。 […]

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