前回のビデオ「モチーフとは何かについて」に続いて、
今回はモチーフを発展させることについて実際にダンスのフレーズを作り、下の動画にアップしてみました。その発展のさせ方についてみていきます。
モチーフを発展させるための4つのアプローチ
モチーフを発展させるために次の4つの要素を加えて、動きを膨らませることができます。
アクション(動き)
・身体の他の部分を使う
・他の動きを加える
・静止する(止まる)を加える
例えば、車掌さんの「敬礼!」の動きのモチーフに「出発!」と右の拳をあげる(他の動きを加える)などがその例です。
ダイナミック
・動きの強さは強いか弱いか?
・フローな動きか硬い動きか?
・方向性のある動きか? など動きの質を変える
ダイナミックスは、動きの質になるので、例えば、車掌さんの「お客さんと喋る」動きの速度を速くする、遅くするというものです。速さを変えるだけでかなり、振付に表情が出てきますよね。
空間
・動きの大きさを変える(身体がどれくらい空間を支配するかという意味)
・空間を移動する軌跡はどうか?(直線か回るか蛇行するかなど)
空間を移動するというのを加えるとすると、車掌さんの「運転」の動きのモチーフに直線上をまっすぐ運転する、回って運転するなどです。
他者との関係(他に一緒に踊る人や対象がある場合)
・ユニスン:全員同じ動きをする
・カノン :時間差で動く など
群舞、ペアで踊る場合がこれに当たります。
動画:モチーフを発展させる
前回作った動きのモチーフ「敬礼、運転する、「お客さんと話す」の3つを、この中の「他の動きを加える」と「空間」の2つを使ってモチーフを発展させてみました。
前回のビデオ「モチーフとは何?」
ADPのブログでもダンス創作について書いていますのでよかったらみてみたください。
ブログ「ダンス創作の手順 1」
「ダンス創作の手順2」
参考資料 complete guide to primary dance Lyne Paine
イギリスダンス教育過程GCSEに関するビデオ(ロイヤルオペラハウス資料) モチーフを発展させるダイナミックについてのダンスクラスのビデオ
https://youtu.be/nXmgXSLifeI
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