先週の週末、和歌山県の高野山で、夏期高野山大学の講習会に参加してきました。講習会でレクチャーする講師の方々の講義にとても興味があり、感慨深い深い話を聞くとてもいい機会となりました。さらに、アーツビジネス学会で知り合った人とも会うこともできたので、とても有意義な時間を過ごすことができました。

夏季高野山大学

夏季高野山大学は、8/3~8/5までの3日間、真言宗の総本山金剛峯寺のある高野山内にある大学で行われました。その講堂の中では、各界で活躍している8人の講師による70分の講義が行われ、その他の活動として高野山内の山内見学(金剛峰寺、伽藍など)、阿字観入門(座禅のようなもの)と写経ができるという内容でした。

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特に聴講した講義で、個人的に面白いと思ったものについて書いてみようと思います。

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宮本亜門氏「違うから面白い、違わないから素晴らしいー日本を演出するー」

おおよその内容は、彼の出生から、親との対立、ひきこもりなど、ご自身の体験を通して、生きることの素晴らしさを感じ取ることができたという内容でした。

宮本亜門さんのお母様が、SKD で踊っていて、舞台人だったこともあり、彼は、小さい頃から、歌舞伎を見たり、日本舞踊も習うといいます。それを、幼稚園の先生に「亜門くんは日本舞踊を習っているのよね」と言われ、みんなが、「男なのに踊りなんて変だよなー。」といったのが、ショックで自分のことを話さなくなってしまったというのです。それ以来、部屋に引きこもるようになり、高校の時に、治療のため精神科の先生に診てもらったそうです。その先生と馬があったようで、先生にミュージカルやダンスが好きでやって行きたいということ思い切って打ち明けたところ、先生に「宮本くん、とても面白いね!」と肯定されたことをきっかけに、ミュージカルへの道を着実に進みはじめたとのことです。ニューヨークのブロードウェイで上演した作品がノミネートされたり、その後は大活躍です。

自分が他人と違うことに引け目を感じていたこと、自分を隠していたことから、自分を出していくことで、感動的な舞台を創作しているのは本当に素晴らしいことです。

以前赤坂ACTシアターで、鈴木亮平主演の「ライ王のテラス」を見に行きましたが、とても感動的で、昔のカンボジアの舞踊や舞台装飾など演出も面白かったです。

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宮本亜門さんが、彼の後半の講義の中で、自分が演出で悩んだ時に、大自然の風景に打ちひしがれ、人からの妬みや陰口などが、どうでもよくなったということも話していました。大自然に接すると、ちっぽけなことがバカバカしくなってきたりしますが、その大自然、宇宙を実感させるのが次にご紹介する講義です.

渡辺潤一氏「宇宙生命は存在するか?ー天文学からのアプローチー」

天文学の話なんて、堅苦しくて面白くないかなと思いましたが、果てしない大宇宙と、SFの世界を感じさせるとても興味深い話でした。

まず「地球以外に生命を持つ星が宇宙にあるのか。」という問いに、宇宙全体として地球と同じ環境を持つ星は4%あるというのです。たったの4%とは言っても、宇宙全体に銀河系のような銀河が宇宙全体に2兆個あり、各銀河系に2000億の星があるとなると、かなりの数が、地球と同じ環境にあると考えられます。

そして、地球のようになり得る星は、有機物を作る元素として:窒素、炭素、酸素があれば、可能性があるとのこと。そこから核融合反応を起こして、水素などの他の元素を作り、水を作り、生命が発生するそうです。地球がこの過程を経て、生命が発生するまでに8億年かかったと言われているそうですが、気の遠くなるような話ですね。

こんな果てしない宇宙を思うと、その大きさと、神秘に気おされそうになり、つまらないことで、悩んだり考えているのが馬鹿らしく思えてきます。

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まとめ

自分を取り巻く大自然やそれを取り巻く宇宙を改めて見つめると、自分がとても小さくちっぽけな存在に思えてきます。その一方では、自分の中で一番大切なもの、宇宙に届けたいものがわかってくるような気がします。そのように叫んで、創作を続けているアーチストの草間彌生さんの美術館に今度行ってきました。次のブログで書きたいと思います。

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