脚のラインの悪さが変形性ひざ関節症の原因に?

変形性膝関節症でも活動的な70代の女性山登りで症状が悪化!
今教えている東武カルチャーセンターの生徒さんで、70代の女性の方がいらっしゃいましたが、今は両膝が痛むということでしばらく休んでいます。山登りが好きだそうで、久しぶに仲間と山登りをして、下り坂の時に膝の痛みに我慢して降りてきてしまったためにさらにひどくなったとのこと。階段を降りるときなどは、膝に大きな負担がかかりますよね。とてもお元気な方で、ダンスのクラスにも熱心に出ていて楽しんでたのに何か残念な気がします。

 

膝を曲げた時に膝が内側に入っている!
ダンスのクラスでは、太腿の筋肉をしっかり意識して膝の曲げ伸ばしをしたり、膝とつま先が同じ方向に向くように注意して、軽くプリエ(スクワット)を練習していました。プリエとスクワトのフォームの違いや膝を曲げる方向、全身の姿勢などを特に気をつけて指導していましたが、そういえばその方のその方のプリエでは少し腰が抜けているような姿勢で、膝とつま先の方向がずれていて直したことがありました。

 

変形性ひざ関節症とは?どうやって起こるか?
変形性ひざ関節症とは:ひざ関節が局所的に、年齢や使いすぎ、その他外傷や感染などの原因により変形した状態です。
このような説明が医学書などに載っています。

その70代の方は、かなり活動的で、山登りをしたり、ウォーキングをしたりと体を動かすことが好きで体操教室も積極的に受けていたとのこと。見た目そんなに筋力がない感じは受けませんでしたし、特に大きな外傷もした事はないということでしたし。それではなぜ急に膝が痛くなってしまったのでしょう?

ひざの曲げる方が悪くて軟骨がぶつかり合ってしまう。
普段の生活でもそうですが、股関節、ひざ、つま先が下図のように正しく並んでいないと、各関節に負担がかかってしまいます。特に筋肉がないひざ関節は負担がかかりやすいのです。この方の場合、もともと少し膝が内に入っていて、普段でもひざを曲げたり、腰を曲げたりする時にひざが内側に入る癖があり、それが原因で、膝に少々の痛みがある時もあったのかもしれまん。

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山を降りる時にひざに体重の4倍以上の負担が。
階段を下りるときにはひざに自分の体重の4倍以上の負担がかかると言われています。一回一回下りる時に膝を捻っていたりしたら、人体も軟骨も擦り切れて…考えただけでも痛そうです。

 

膝の痛みが教えてくれること
痛みが出るということは何か原因があるはずです。ただもう年だからだからといてって諦めてしまうのではなく、膝の痛みを感じた時に、関節の動かし方、姿勢、筋力など、考え直す機会なのかもしれません。

 

www.akikodanceproject.com

 

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