コンテンポラリーダンスが渋谷の文化村で
来月10/1,2の2日間、東急 文化村でシディ・ラルビ・チャルカウイ振付のコンテンポラリーダンス「スートラ」の公演があります。
「sutra(スートラ)」初来日公演 | オーチャードホール | Bunkamura
一度見たことがあるが、また観に行く予定!
東急の文化村で呼んでくれるなんて感激です。だいたい、コンテンポラリーダンスは彩の国埼玉芸術劇場での公演が多く、なかなか見にいけないことが多いのだが、都内の特に渋谷ならアクセスしやすく行きやすくてよかったです。
初演をビデオで全部見れます!
実はこの公演、ロンドンのサドラーウェルズでやった初演のビデオを全て見れます。見てみたい方はこちらからどうぞ。
UbuWeb Dance – Sidi Larbi Cherkaoui
この作品は、少林寺の僧たちと英ターナー賞を受賞したアーチスト、アントニー・ゴームリー とのコラボレーション作品で、振付家のいう禅の世界観を表していると思います。
木枠はパズルのよう。忍者のようにダイナミックな少林寺の僧たちのパフォーマンス
アーチストのアントニー ゴムリーの作成して木の枠の上で拳法をする少林寺の僧が、狭い木枠の上で動き回るのは、少林寺の拳法の練習法なのだろうか、とそんなことも思わせます。木枠をドミノのように倒したり、木枠の中で動いたり、木枠の外と中でどのように動きを作ろうかという振付家の試みのような場面も。舞台の一角で振付師自身が小さな木枠を並べ替えたりするのを見とそんなことも思わせます。
優しいバイオリンとピアノの曲をバックに拳法をする少林寺の僧メリハリの動きが、妙にマッチしています。僧たちが「ハッ、ハッ、ハァー」という感じで蹴ったり、回ったりする動きは音楽とは関係なく自分の呼吸で動いているようです。ダンスの言葉で言えばフレージング。自分の中でリズムを刻んでいるのです。
そのあとに、舞台の上に建てられた多くの木枠の間を僧たちが、ジャンプしたりバク転したり、本当に大迫力です。
少林寺の僧の拳法と磨き上げるその精神はダンサーと共通するものが。。
少林寺は中国にある嵩山にある中国禅のお寺です。山の上にあって、世俗から離れた環境。そこにいる僧たちが、特に何のトレーニング施設も道具もないところで、修行によって練り上げた拳法。奥深さがあり、外からは働きかけられないような精神も感じられます。精神から磨き上げられた拳法、それはダンサーの精神とその踊りに共通するものがある気がします。
タイチーダンス|モダンジャズダンス|アキコダンスプロジェクト、ダンススクール|東京
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