ダンスで身につける姿勢とアラインメント


以前、ダンスを練習することで得られる身体的な能力ということで、バランス能力、リズム感、体力など代表的なもの書きましたが、
今回は、ダンスで身に付けたい姿勢と、動きをスムーズにするアラインメント(関節と骨の羅列)について書きます。

悪い姿勢とは、骨がまっすぐ積み上がってないということ

以前、整体の先生に「腰の曲がった高齢者の方の背中と腰は、体操や整体などで姿勢良く伸びるようになるんですか?」と質問したことがあります。
その先生は、「体操や整体で少しは良くなりますが、完全には難しいですね。」と言って、以前先生のところに通われていた90歳くらいのおばあちゃんの話をしてくれました。

先生曰く「そのおばあちゃん、腰が90度くらい曲がっていて、私の方を見るときも、下から上を見上げるような感じで。そういえばいつもウエストのあたりにあせもができるって言ってました。」

こんなイメージのおばあちゃんらしいです。

続けて先生は、「このおばあちゃんもし仰向けになったらこうなると思うでしょう?とお椀状の絵を描いてくれました。(ちょっと笑ってしまいましたが ^m^ ))
また先生曰く
「でも違うんです。仰向けになると背中も真っ直ぐに伸びるし、膝も伸びるんですよ。
私も『おばあちゃん。仰向けになるのが無理なら、横向きになって寝ていいですよ』って言ったんですが、おばあちゃんは『仰向きになれますよ』と言って、仰向けに寝たんですよ…。」
先生もちょっとびっくりしたようでした。( ̄ェ ̄;) エッ?
想像するとなんかおかしいですが、長年続けた姿勢と筋力不足で腰と背骨を真っ直ぐに支えられない ということなのでしょう。

このように背中が曲がってしまう例は、極端かもしれませんが、やはり、姿勢が悪いと、動きも制限されますし、(ダンスの回転やジャンプもうまくできない)、見た目もきれいに見えません。
ダンスで動くときには、姿勢だけでなく、正しいアラインメントも必要ですよね。

それでは、どのような姿勢やアラインメントを身につけておけばうまく踊れて、見た目もかっこよく、美しく踊れるのでしょうか。

重力に対してまっすぐな姿勢が、怪我のない強い体を作る

プロのダンサーが、かっこよく、美しく踊れるのは、まずは、基本的な姿勢とアラインメントがしっかりできているためです。
まずは、下の図を見てみましょう。
下の図が表すように、良い姿勢、正しい姿勢をチェックするのに大きく分けて3つのチェック事項があります。

1、前から見て正中線をチェック。

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図のように正面から見た正中線が、頭頂から鼻筋、胸の中心、おへそ、骨盤の中心、尾骨、両脚の中心にまっすぐに落ちるように、普段の姿勢ができているかどうかです。

2、横から他正中線をチェック

横から見た正中線は、頭頂から、耳の中心、肩の中心、腰の中心、膝の中心、外くるぶしの前、土踏まずの中心にまっすぐ落ちているかどうか。

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3、正面から見て、左右の高さをチェック(一番上の正面から見た図を参照)
  

左右の耳の高さ、左右の肩の高さ、腰の高さが水平かどうかそチェック

体を動かした時のアラインメントもチェック

走る、跳ねるなどの単純な運動でも、アラインメントが良いかどうかで、走る速度や、飛ぶ高さが違ってきます。このアラインメント(骨や関節の位置と並び)が悪いまま運動を続けてしまうと、思わぬ怪我に繋がってしまうのも要注意でず。ダンスで特に注意するアラインメントについて、3つ書いてみようと思います。

1、膝はつま先に方向へ向いているかチェック

前にもブログで書きましたが、バレエのプリエやスクワットなど膝を曲げるときにつま先の方向に向けていないと膝を痛めてしまいます。X脚やO脚の人は特に要注意です。多少のズレがあっても、それを繰り返してしまうことで腱が傷んでしまったりするので、常に気をつける必要がありますね。

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2、身体の重心を支える足首の位置をチェック

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足首の位置がかかとの真上にないと体重のかかり方が偏って、外反母趾や足の小指側に体重がかかるO脚になってしまいます。

3、踊っているときに、腰が安定しているかどうかをチェック

下の写真のように腰をしっかりと入れた状態であると下半身が安定して上半身がしなやかに動くようになります。

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まとめ

高く飛べないなど、踊りが上達しないという問題だけでなく、日常の運動でも、早く走れない、高く弾めないなどの悩みがある場合は、姿勢やアラインメントが原因の場合も少なくありません。姿勢やアラインメントを、よくすることで、力の入れ方や、身体への伝わり方が変わってきます。つまりは、パフォーマンスが向上するということですよね。しっかり、毎回のレッスンで見直したい点でもあります。


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