バレエで美しく腕を動かすための2つのポイントと練習法

バレエを練習していて、腕の動きが硬い…きれいじゃない!と、先生に注意されたことありませんか?
また、後で自分が踊っている動画を見直してなんか腕の動きが硬いなと感じたり…

美しい腕をの動き(ポールドブラ)、をするためには、腕を動かす時にある意識を持つことで動き方が全く変わってきます。

この記事では、バレエの腕(アームス)の使い方と、腕の動き(ポールドブラ)の簡単な練習方法をお伝えします。

腕は背中から動かす

バレエで優雅な腕の動きを習得するためには、まず姿勢を整え、腕を動かす時の意識を変えます。
肩甲骨を安定させ、肩を上げないようにしながら、背中の中心から腕が生えているように動かすのです。

鳥の翼が背中の中心から広がるイメージを持つことで、背中全体で腕を支える感覚が得られます。
鳥は、左右の翼を使って自分の体を支え上げますが、これと同じように、両腕を背中から使うと、体が軽くなります。(バレエではこの引き上げが重要な要素になります)。

1,腕の自然なラインを保つ

そして、両腕を横に開いた時に、脇の下から小指と薬指がわずかに引っ張られているように保つと、自然なカーブと安定感が生まれます。

また、手首と指先に力が入らないようにして、すーっと指先までエネルギーが行き渡るように意識します。

こうすることで、腕全体の動きが繊細で優雅になり、腕が滑らかに動くようになります。

腕の使い方の簡単な練習方法をお伝えします。

2,バレエの腕の動き(ポールドブラ)の練習方法

バレエの基本的なポジションである1番ポジション(アンナバン)と2番ポジション(アラセゴンド)では、次のような腕の意識を持って練習してみましょう。

1番ポジション(アンナバン)では、体の前に丸太を抱えているようなイメージで腕を丸く保ちます。
↓ 指先から腕を広げていき
2番ポジションでは、さらに大きな丸太を抱えるように腕を広げ、肩から滴る水が流れていくような滑らかなラインを作るように腕を保ちます。

この1番から2番への腕の動きができたら、さらに腕のポジション(アンオーなど)も練習してみましょう。

腕を動かすときに、上のイメージのようにイメージしながら練習することで、腕の動きに自然な優雅さと流れが生まれます。

3,まとめ

バレエのポールドブラをきれいにできるようにするには、まっすぐな姿勢で肩甲骨を安定させ、背中から腕を動かす意識で動かすことと、
腕の自然なラインを保ち、手首や指先まで意識を向けて腕を動かすことが大切なポイントになります。
このように、意識を変えることで、腕の動かし方が変わってきます。

また、紹介したような単純な腕の動きだけを練習することで、美しい腕の動かし方を身につけることができ、腕の筋肉のつき方も変わってきます。

このような、バレエの腕の使い方、筋肉の鍛え方は、ピラティスのエクササイズにも多く含まれています。
バレエをしていて、集中的に弱い筋肉を鍛えたい!体の使い方を変えたいという方にはピラティスエクササイズもおすすめのエクササイズです。