ピラティスのトレーニングで大切な10の原則

ピラティスは、身体と心のバランスを調整し、インナーマッスルを使って、全身の筋肉を整え、強化するエクササイズです。

ピラティスを継続的に行うと、姿勢の変化や体型の変化を、自分だけでなく他人の目からも確認できるということを経験した方も多いと思います。
しかし、このようにピラティスの効果を実感するためには、次の10の原則を意識しながら一つ一つのエクササイズを行うことが大切です。

そして、これらの10の原則を意識しながら行っていくと姿勢や体型が変わっていくだけでなく、日常動作も楽になり、ダンサーやアスリートならぱ、パフォーマンスが向上していくのを実感できます。

その10の原則をさっそくご紹介しましょう

1,アウェアネス(意識)

ピラティスのエクササイズをするときには、自分の体の動かし方や身体の状態、呼吸に対する意識を向け、正しいフォームで筋肉や関節を動かすことが大切になります。
特に、骨盤底筋群や横隔膜などのインナーマッスルは意識しにくい部分なので、自分の体の動きをしっかりと確認することが重要になってきます。
ピラティス初心者は、最初よくわからないと思うので、経験のあるピラティストレーナーの指導を受けて、感覚を身につけることをおすすめします。

2,コンセントレーション(集中)

エクササイズの一つ一つの動きに集中して行うことで、インナーマッスルや動きにくい関節、筋肉を動かせるようになります。
また、集中してエクササイズを行うことで、フロー状態になり、余計なことを考えなくなるので、メンタル面でもリセットされます。

3,コントロール

:ピラティスでは、エクササイズをするときに勢いや反動を使わずに、体をコントロールしながら動かしていきます。
このように体をコントロールしながら動かすことで、今まで気がつかないなかった動きもできるようになり、自分の弱い筋肉や関節の動きが良くなります。

4,ブレス(呼吸)

ピラティスでは、呼吸を使って体を動かすことで、筋肉の収縮とストレッチを効果的に行います。
呼吸を使ってインナーマッスルに働きかけるエクササイズも多く、呼吸はピラティスの重要な部分でもあります。

5,センタリング(体の中心)への意識

ピラティスのエクササイズをする時は常に、体の中心(コア)を意識し、中心から全身を動かすトレーニングをすることで、全身のバランスを良くし、体幹の安定性させる効果があります。

6,フロー(流れ)

エクササイズで体を動かすときは、早くても動きはスムーズに流れる(フロー)ように動かすことも大切です。
この点は少し難しいですが、呼吸を使って体の各部分を調和させて動かすことで、関節や筋肉を無理なく、しっかりと鍛えることができます。

余談ですが、ダンスやスポーツ選手でも、ギクシャクせずに全身を調和させて綺麗にテクニックを決めているのを見たことがあるのではないでしょうか。
これは、この動きの調和(フロー)がうまくいっている例になります。

7,バランス

体のバランスを整え、また、体の筋肉や関節をバランスよくエクササイズをすることで、全身の柔軟性や筋力をバランスよくキープすることができます。

8,アティキュレーション(正確さ)

エクササイズでは、筋肉や関節を丁寧に、正しく動かすことで、体に正しい体のアラインメントや姿勢を覚え込ませるようにします。
このように、関節や筋肉の動かし方を再教育することで柔軟性を高め、運動による怪我のリスクを軽減します。

9,パワーハウス

パワーハウスとは、腹筋、背筋、臀筋などの体幹部を指します。
コア(体の中心)と共に、この体幹部を鍛えることで、良い姿勢を保ち、運動や日常動作のパフォーマンスも向上することができます。

10,リラックス(余分な力をぬく)

エクササイズをするときは、体と心の余分な緊張をとり、全身をリラックスさせることで、こわばった筋肉や関節を良くし、エクササイズにも集中して取り組むことができます。

まとめ

これらの10の原則を守りながらピラティスを実践することで、より体の変化を感じることができ、深刻な腰痛や肩こり、運動による怪我が起こる前に、体の歪みやアンバランスを敏感に感じで調整できるようになります。
その時はピラティスがをするのがおすすめですね!