この記事では、私自身が初期の変形性股関節症と診断され、じっと座っているだけでも痛みを感じる股関節の痛みが、どのように改善していったかの体験談をご紹介します。
今は、歩行だけでなく、痛かった脚で片足バランスもできるようになり、ピラティスの指導も普通にできるほど回復したのです!
まずは、股関節の痛み始めから
目次
左股関節の痛みで歩行が困難に… 整形外科へ
2019年の冬ごろでした。1時間くらい歩いたり、立っていると左脚の股関節に痛み出るようになり、症状は次第に悪化。
そこで、アスリートやダンサーの怪我を治療もしているS整形外科を受診しました。
レントゲンを撮ったら、変形性股関節症初期との診断を受け、「左の股関節の軟骨がすり減ってますね〜、それで痛みが生じています」と言われました。
整形外科の先生は「それ、体幹ですから…」と付け加え
しばらくすると看護婦さんが、白い帯のようなコルセットを持ってきて、
「骨盤じゃなくて、おへそのところで閉めてくださいね!」と言って、
ウエスト周りに装着するコルセットを私のウエスト周りに装着してくれました。
先生は続けて「痛み止めのロキソニンも出しておきましょうか…痛い時に飲んでください。あと、来週から理学療法士のリハビリも受けてしばらく様子を見てください。」
と言ってロキソニンも処方してくれました。
でも不思議なことに、このコルセットをしだけで、帰りの歩きがとても楽になったのです?!
そしてこの体験が股関節の痛み改善の糸口に!
隔週で理学療法士のリハビリを受ける
後日、同じ整形外科に電話をして理学療法の予約をとり、いよいよリハビリを受けることになりました。
初日に行くと、理学療法士の先生が
「じゃあ、仰向けになってください。」というので、医療用のベッドに仰向けになると、膝を曲げたり、股関節を回してみたり、立ち姿勢など、全身をチェックしてくれました。
先生は、「そんなに悪くはなさそうですが、特にどんな時が痛いですが?」と聞くので
私は「特に、15分くらい立ちづつけたり、歩き続ける痛いです。痛い方の足の片足立ちは特に痛くてできません。」
というと、それじゃあと言って、
お尻の筋肉や、腹筋、中臀筋を鍛えるエクササイズをいくつか教えてくれました。
このようにして約3ヶ月間、隔週で理学療法士のリハビリを受けたところ、歩行や立ち続けることが少し楽になりました。
でもやはり、波があり、かなり痛い時もあったりして、1時間継続して歩いたり、立ったりすることはできませんでした。
リハビリの最後の日に、理学療法士の先生曰く
「日常生活に不自由はないと思いますし、あとは特にやることは同じなので、家でリハビリ(中臀筋と腹筋、臀筋のEX)を続けてくださいと言われて、整形外科のでリハビリは終了してしまいました。
もう少し歩けるようになりたい!セルフケアの数々を試す
確かに、日常動作に支障が出るほど悪いわけではないけれど、自分としては、ピラティスやダンスの教えも続けたかったし、街を歩き回ったり、旅行したりなどもしたかったので、変形性股関節症について調べ、いろいろなケアを試しました。
まずはネットでリサーチ。体験談はもちろん、Youtube動画を見て、股関節周辺の筋肉をほぐすマッサージやストレッチを何日間かやってみたり、マッサージや整体院にも通いました。
でも、どれもやった後はスッキリしても、また痛みが出てきてしまい、
歩いたり、立っていたりするとジンジン痛むことが続くようになりました。
無理して歩いたりした日の夜は寝ていても痛くなり、続き痛み止めを飲む日が続くこともありました。
その対応策として抱き枕を買って股関節に負担がかからないように両脚に挟んで寝たりしました。
ある本で貧乏ゆすりをすると関節の軟骨が増えて、痛みが改善したという研究がのってたので、本に書いてある通りに1日90分椅子に座って貧乏ゆすりをやりました。
貧乏ゆすりをすると、よくなることもありましたが、かえって痛くなることもあったので約1ヶ月くらいやってやめました。
寝ていても痛みが!別の整形外科を受診
寝ていても痛い日が続き、いよいよ悪くなってきたのかと、もう一度、今度は前にかかった整形外科とは別の近所のH整形外科を受診することにしました。
診断は同じく、変形性股関節症の初期。先生には、
「特に、骨盤の開きが4°狭いですね。15分以上続けて歩かないようにしてください。」と言われました。
また、理学療法士のリハビリを受けてくださいと言われ、そのままリハビリ室に案内されて、理学療法士の先生にいろいろとみてもらいました。
理学療法士の先生は
「立っているときに左足の親指が浮きがちなのでしっかりと体重をかけてください。」
と言い、続けて
「後は特に異常はないので先生に聞いてみてください」と…
なんとも不可解なまま診断が終わりました。
最新の股関節治療:乾細胞治療の病院を受診
このまま放っておくと悪化して、手術をしないといけなくなるかも…
そんな不安を抱きながら、色々と調べると、股関節や膝関節の最新の治療:幹細胞治療を見つけました。
幹細胞治療というのは簡単にいうと
自分の細胞から、すり減っている股関節の軟骨細胞をつくりそれを股関節に注入して軟骨を増やす事で痛みをとるという治療法です。
早速、幹細胞治療をしている病院に行って話を聞きました。
先生は、幹細胞治療について詳しく説明してくれましたが、
幹細胞治療をしても、かなり重度の痛みでない限り良くなったと感じにくいこと
痛みが全く良くなるというわけではないということ
保険が効かないので治療費が高い(1回注射するのに100万円近くかかる😱)
などなど…
色々と聞いていると、まだ研究段階の治療法のようだし、(軟骨細胞に関してだけかもですが)高額なので無理😣と思いました。
パーソナルトレーニングで、歩き方の見直し
日常生活に支障がない範囲ならば、それ以上の治療は自分でやってください!というのが保険の範囲で保険外治療も今ひとつ。
そこで、自分なりに他の解決策を模索することにしました。
特に私の場合は、座ったり立つという動作をする時に痛みはなく、立ちづつけたり、歩き続けという動作に痛みが特にあったため、歩く姿勢と立ち姿勢の見直しをするのがいいのではと考えました。
そこで、股関節の痛みを改善する高重心パーソナルトレーニングを受けることに。
高額ではあるけれど、体験を受けてみて、客観的に歩き方をみてもらえるので、とりあえず隔週で通い6ヶ月続けることにしました。
ここで、左脚と胴体をつなぐ筋肉(腸腰筋、大腰筋、臀筋など)のエクササイズを、トレーナーの指導で行いました。これで、特に左脚の内側の筋肉(内転筋)が弱っていたのが、わかりました。
トレーニングでは腹筋と臀筋の筋トレと歩き方の指導がメインでした。
また、歩き方練習と筋トレは家でも毎日やるようにしました。
このパーソナルトレーニングの歩行練習と筋トレで、歩行も片足立ちもかなり楽になってきたのです。♪
自宅で毎日ピラティス!次第に痛みがなくなっていく…😃
6ヶ月のパーソナルトレーニングを終えた後は、とりあえず良くなってきたので、自分でしばらくやってみることにしました。
まずは、試しにYoutube で若い女性イントラのやっているピラティスに挑戦。
かなり汗をかいて、筋肉痛になったりもしましたが、そのようなエクササイズも、続けていくうちに、楽にできるようになりました。🎵
そうして頑張って、ピラティスの体幹、脚、全身のエクササイズなど色々やっていくうちに股関節の痛みも取れていき、40分、1時間と時間を増やしたり、立ってやるエクササイズも多く入れるようにしても、痛くてできないということはなくなりました!
旅行に行った時に、2時間くらい歩いても痛みなく歩けるようにまで回復!
この時はすごく嬉しかったので、毎日30分夕方に近所をウォーキングを楽しんでいました。
左脚の片足バランスをしても痛みはありません!
このピラティスエクササイズは無理じゃないかな?やめとこうか?と迷いながら、ハンドレッド、プランク、シザースなどいろいろなピラティスのエクササイズをやっていた日々が今思い返すと懐かしいです…
下の動画は、毎日のピラティスで行っていたピラティスエクササイズの一部です。参考までに
いろいろな原因は考えられますが、結局、腹筋や臀筋などの脚に近い体幹の筋力が弱くなって股関節を圧迫していたのかな?とも
今はピラティスの指導も増やし、自身もピラティスを続けながら、ダンス公演で踊り活動的にダンスもピラティスも楽しんでます😊
そうは言っても、毎朝ピラティスのエクササイズをして、夜はストレッチやマッサージをする毎日の体のケアは欠かせません。
でも、体をケアすることで気持ちもリラックスできるので、毎日のピラティスとセルフケアも楽しんでやっています。
まとめ
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
変形性股関節症初期症状の改善の道のりを書いてきました。
変形性股関節症の診断を3つの整形外科で受け、整体、マッサージ、セルフケア、トレーニングなどいろいろなことを試してきましたが、
やっぱり、ピラティスでやる体幹(腹筋、背筋、臀筋など)の筋力低下と歩く、立つなどの動作で、筋肉がうまく働いていなかったのが股関節の痛みの原因と考えています。
今でも、気候が良くない時や、疲れている時は、違和感や痛みがあったりしますが、痛くて歩けない!立っていられない!ということはなくなりました。
この記事が、股関節の痛みに悩む方に少しでも役に立てば幸いです。
下に参考までに股関節の痛みを改善するピラティスエクササイズの動画を一部アップしています。
よかったらやってみてくださいね!