ダンスをうまく踊るために大事なピラティスの原則:コア,コントロール
以前書いたブログ”ピラティスでバレエが上達する5つ理由と上達するバレエテクニックは?”で、バレエの体づくりのためには体軸を作ることが大切ということを書きましたが、コンテンポラリーやモダンダンスなど様々な動きを求められるダンスでは、体を自由自在にコントロールする力が求められます。
そのためには、バレエのように強い体軸を作るだけでなく、ピラティスで体のコア(センター)を強化し、そのコアをコントロールセンターとして全身を動かす能力を磨くことが重要です。
”コア(体の中心)”と”コントロール”という要素は、ピラティスエクササイズをやる時に注意する原則でもあります。
なので、ピラティスのトレーニングを通じて、体を中心から動かす感覚を身につけると、体が軽やかに動かすのも楽になります。そして、振付にあるさまざまな動きにも柔軟に対応できるようになります。
体が自由に動かせつようになると、踊りの表現力も豊かになり、より自然で美しいパフォーマンスが可能になります。
1,コア:体のセンターへの意識で楽に体が動かせるように!
ピラティスでは、腹筋と背筋をバランスよく鍛え、体のコアを安定させることで、体全体をしっかりと支える基盤を作ります。
この強化されたコアは、動きの精度を高め、どの方向に体を動かしても、スムーズに体をコントロールできる力を生み出します。
コアを支える腹筋を意識しながらピラティスに取り組むことで、体をセンターから動かすという効率的な体の動かし方を学びます。
例えば、コアを意識して脚を動かすピラティスで脚腰をトレーニングしていれば、ダンスのステップを踏むときも腰に必要な力が入り、肩の力を抜いた状態で上半身を自由に動かし表現豊かに踊ることができます。
ピラティスを週に一回でもやりながら、ダンスのクラスも受けていると、自分の体が楽に動かせるようになるのを、実感できます。
2,コントロール:体をセンターからコントロールできる体に!
ピラティスで鍛えた腹筋と背筋は、コアをしっかりと支えるため、ダンスでは、体を自然で表現豊かにコントロールして動かせるようになります。
例えば、ピラティスでコアから体をコントロールすることができていれば、ダンスの細かいステップや方向転換の動きでもスピードや勢いに頼ることなく、滑らかで動き方や早さも自分でコントロールして踊ることができます。
このようにコアから体を動かす感覚が身につくと、動き全体が軽やかに体をコントロールして、身体表現に深みのある踊りができます。
さらに、体幹を中心に意識して鍛えることで、全身バランス良く、美しい姿勢を保ちながら体を鍛えることができ、長時間の練習やパフォーマンスでも体の疲労が少なくなります。
まとめ
ピラティスは、ダンサーの身体能力を最大限に引き出すための最適なトレーニングです。特に、床での動きなどの多いモダンダンスや小ンテンポラリーダンスは体のセンターへの意識とその強化が必須です。
そして、このコア(体の中心)のコントロールができると、自分の体を思うように動かせるので、ダンスが上達していくのです。
いかがでしたが?日々の練習にピラティスを取り入れ、踊りの質をさらに高めてみませんか?